The Sound of Silence 沈黙の声 10/17
名鉄ホール [名古屋公演] 19時開演(18時30分開場)
今さらですが(笑)少し感想を。
1943年、日本統治下の朝鮮半島から日本の大学に留学した金東真は、学徒動員で徴兵され、戦地で記憶を失った。 日本人の恋人がいたことも戦争が終わったことも知らず60余年。 男は息を引き取る直前、記憶の扉が開く。 そして驚くべき真実が明らかになる。 2005年、日韓で絶賛された演劇「沈黙の海峡」が、ミュージカルとなって、今、よみがえる。
このちらし、あらすじが書かれている上に大きな文字で
『アジア版ロミオとジュリエット』、あの『沈黙の海峡』がミュージカルでよみがえる。
韓国ミュージカル界のスター ”ミン・ヨンギ” 日本初登場。
と書かれていました。・・・名古屋公演は金東真役は、パク・ボンジンくんでした(笑) ヨンギさんは、日本公演の中ごろに母国で他の舞台のお仕事があるそうで帰国中。 彼を観てみたかったのですが、ボンジンくん熱演されてて良かったです。
今回はご縁があり観に行ってきました。 この公演は各地とも全席自由席なのですが、訪れた人順に整理番号を配っていて18時20分くらいに着いた私は320番台の整理券でした。 この整理券、ボール紙にペンで手書きされた手作りでした(笑) 入り口前のホールには開場を待つ人でごった返してしまっていて、時間になり開場しても整理券番号順に並んでいなかったので入場の手際が悪かったように思います。 あと日韓共同製作公演だけあって在日韓国人と思われる方が大勢みえましたが、整理番号を読み上げる方が日本語で急いで早口で叫ぶので ”え?何番?” と聞き取れない方が結構みえました。 他の開場はどうだったでしょう。 もう少し配慮があったほうが良いなぁと思いました。
整理番号320番台で16列下手ブロックに着席。 もっと前方席も空いていましたが、この開場は傾斜がかなりあるので後方席でも観やすいです。
パンフレットを購入していないので役名とか分かりませんが(笑)、幕が開けてはじめにお骨を持った片桐さん(看護士か介護士?)登場。 そのお骨は主人公・金東真のもので彼の身上を話しますが、日韓製作なのでセリフも歌も登場人物によって日本語・韓国語が入り混じっています。 なのでセリフが日本語の場合、舞台真上にハングルの字幕が流れます。 韓国語の場合は日本語字幕。 この始めの語り出しがかなりゆっくりです。 これは字幕に慣れる為に計算された台詞回しかな・・と。 でも慣れてくると芝居を観ながら字幕を読む作業はスムーズに出来ました。
音響というか音楽そのものかな? 音がかなり大きくて・・・時には耳が痛いくらい(^^;) 効果音として大きな音だった場面は、金尾さん演じる死を目前にした年老いた金東真が記憶がよみがえりそうになり頭痛で頭を抱えるシーン。 何度もあるシーンでしたがその度に爆音(^^;)。 そこまで大きな音でなくとも金尾さんの演技で十分伝わるのにな・・・と思って観てました。
金東真の母親役のクォン・ミョンヒョンさん。 彼女はまだ若い方のように見受けられました。 が、その歌声はとても深く、母の慈愛の篭ったもので素晴らしかったです。 この歌声・・・日本人では出せないものだなぁと。
ヒロイン役の初嶺さん。 瞳が大きくて細身の綺麗な方でした。 ただ、声がとても強い方で歌になるとその印象はもっと強くなりました。 今回のヒロインの私のイメージとは違っていたので少し違和感が残りました。 ボンジンくんとのデュエットでも歌声が混ざり合わない感じでした。
主役・金東真役のパク・ボンジンさん。 ヨンギさんが観られなくって、ちょっとガッカリしてたことが申し訳ないです(笑) 素晴らしかったですよ。 年齢的にも東真役は合ってました。 背が高く(たぶん180cm以上)でとても舞台栄えのする役者さん。 お顔は目・鼻・口が可愛らしくチョコチョコっと付いてました(笑) お気に入りの場面は、戦地で受け取った恋人の手紙を読むシーン。 手紙そのものを恋人だと言うくらい大切に持ち、愛しく切なくその文を読み上げるボンジン東真に涙ぐみました。 歌声は太く、でもソフトで耳ざわりが良くて素敵でした。 日本語で歌うシーンもありましたがとても上手く、しかも感情を乗せて聴かせてくれました。
彼の歌声が劇場いっぱいに広がり聞き惚れているとその歌声で韓国に連れて行って欲しい衝動に駆られました(笑)
戦地で東真が絶叫するセリフがありますが・・・その言葉が胸に突き刺さって取れません。 ”ぼくは金田じゃない!キム・トンジンだ!” と日本国の抑圧を恨みながらのセリフです。私のブログを日頃読んで下さってる方なら心中察して頂けるかと。
え~・・・このボンジンくんのセリフの場面での出来事。 私のお隣のおばさま。 家でTVでも見てる感覚なのでしょうか、生の韓国語で贅沢な韓国語の実践練習のつもりでしょうか。 ボンジンくんのセリフの度に、声に出して復唱。 そばで復唱される鬱陶しさといったら最悪でした。 もし贔屓が出てる舞台なら集中出来ない!と文句を言ってたと思います。 まぁ・・・色んな人がいますね(^^;)
ラストは出演者総出で歌います。 繰り返しのフレーズですが日本語、韓国語と交互に歌うせいか少しずつ心に入ってくる感覚でとても良かったです。 このラストでボンジン東真が奈落から出てきますが・・・なんて衣装着せるのよ!って思った次の瞬間、となりから恋人がぺアルックで登場(笑) それを観て、あぁそう言うことか!と納得(笑) 答えは”鶴”だったのですが一人だけ観てるだけでは分かりませんでした(笑)
このミュージカルを観て、演劇「沈黙の海峡」を観たいと思いました。 このミュージカル版も良い舞台だったと思いますが、曲の長さによって場面がカットされたところがあるのかな?と。 演劇ならもっと濃密な舞台だったのでは?と思ったので。
今回、観に行く予定が無かったのですがご縁があり見逃さず観る事が出来てとても良かったです。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)




最近のコメント