文化・芸術

今年の観劇記録♪

今日(29日)から年末・年始のお休みです

大掃除をしなきゃいけないのに

自分の部屋ですら半分止まり(笑)

明日はそれを投げ出して日帰り温泉へ行って来ます

さて今年の観劇をまとめてみます。

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劇団四季

『マンマ・ミーア!』・・・・・・・・・・4回 (名古屋)

『オペラ座の怪人』・・・・・・・・・・12回 (大阪1回・名古屋11回)

『夢から醒めた夢』・・・・・・・・・・1回 (京都)

『ジーザス・クライスト=スーパースター ジャポver.』・・15回 (自由1回・名古屋14回)

『ジーザス・クライスト=スーパースター エルサver.』・・15回 (自由7回・大阪8回)

『ソング&ダンス 55ステップス』・・・・・6回 (名古屋)

『春のめざめ』・・・・・・・・・・1回 (自由)

『ウィキッド』・・・・・・・・・・1回 (海)

『ライオンキング』・・・・・・・・・・1回 (春)

『アイーダ』・・・・・・・・・・7回 (海)

『コーラスライン』・・・・・・・・・・1回 (自由)

以上、合計64回観劇でした~

こんなものかな。

まだ今年の初めには『マンマ・ミーア!』が上演してたんですよね~。 
すっかり懐かしく感じます。
『マンマ』マイ楽のレポは仕上げなかったな・・・そう言えば(笑)
あの舞台で今でも目に焼きついている場面があるのですが。
ソフィへ贈るヘレンのネックレスを探しに行くぞー!の場面で、
田中スカイを男性アンサンブル二人で肩乗せして ”Waterloo” に乗り込む・・・
のですが、この男性二人は背の高い坂本エディと小柄な須永くんでした。
・・・あの重量感ある田中スカイをデコボココンビが担ぐ(笑) 須永くんが気の毒で(笑)
笑いが止まらなかったのを覚えています

あとはやっぱり~金田さん
今年は36回観ることが出来ました~ もっと観れてるかと思ったのですが。
いっぱい幸せを頂いたので満足です♪
中でも、私の誕生日に『アイーダ』ラダメスデビュー しかも最前列で観劇
あれは最高に嬉しい偶然でした。
今年は金田さん絡みで嬉しかったり、悔しかったり、色々な涙を流した一年でした。
と、書いてると色々思い出しちゃって涙がぁーーー(笑)
どれも良い思い出です♪

個人的、今年一番の舞台は!!!

『ジーザス・クライスト=スーパースター ジャポver.』名古屋公演千秋楽

この千秋楽のカーテンコールで、自信に溢れた清々しく美しい笑顔を今でも忘れられません。 JCSの舞台としても昨年からの全国公演から演じてきて、このジャポ千秋楽へきて金田ジーザスの最高傑作に仕上がったと思います。 大阪エルサ千秋楽じゃないんです。 やっぱり演じた回数の多いジャポの仕上がりには及びません。 新役のラダメスでもないんです。これは『アイーダ』という作品が好きじゃないって事が要因かも知れませんが(笑) ラダメス自体も嫌いだし(爆) でも金田さんのラダメスは大好きですよ 
それでも名古屋ジャポ千秋楽が一番ですね~

来年はどんな金田さんに会えるか楽しみです♪

欲を言えば新役でお会いしたいですけど・・・私の野望は果てしないのです(笑)

続きは四季以外の観劇記録です。

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桂 春団治  12/9 12/13

名古屋・御園座

あらすじ
大正初期の大阪。 若い桂春団治(沢田研二)は、古いままの落語に我慢できず、その型を打破し新しい芸を生み出そうと、無茶苦茶な暴れん坊振りで高座はやんやの拍手。 庶民の人気はうなぎ登りだった。 しかし、落語通からは批判を受けるし、古参の師匠連からは妬みを買い、目の敵にされる始末。 それでももって生まれた強い星周りと、姉おあきの強きな後押しや、女房おたまの陰の苦労に支えられ、勢いに乗る春団治。 暮らしぶりも八方破れ、天衣無縫。 酒、女・・・・・派手な遊びは醜聞を起こし、絶えることがなかった。  そんなある日、京都の老舗旅館「高村」の娘、おとき(藤山直美)が春団治を訪ねてきた。 春団治に妻がいることなど露知らず、「嫁はんにしてやる」という言葉を純粋に信じて、親に逆らい家を出てきたのだ。 しかも、おときは春団治の子を身篭っているという・・・。

チラシに書かれたあらすじを写してみました(笑) 初代・桂春団治は、3人も妻が変わりまして2番目の妻が藤山直美さん演じる ”おとき” です。 春団治とおときを中心に描かれていて最後は春団治が亡くなるまでを演じます。

この春団治が まぁ・・・憎たらしいやら面白いやら(笑) 沢田研二さんが好演されてました。 ジュリーが演じるから憎めないのか、実物もそうだったのか。 舞台始めに本物の春団治の噺をする音声が流れますが・・・ジュリーの声が本当に良く似ていて。 真似をされているのか、この ”声” が選ばれた理由なのかなと思うほど似ています。 ハスキーと言うかシャガレた声でしゃべりまくる。 再演というのもあるでしょうがセリフ回しがとても上手いです! 

最初の女房おたま(土田早苗)は、”芸人の女房はヤキモチなど妬いたらあかん” と言う言葉を鵜呑みにして貫いた人。 それゆえに おときのデキちゃった婚を招くことに。 最後の春団治への棄てゼリフは、”芸人の女房はヤキモチなど妬いたらあかんと言われましたけども妬かなあかん時は、しっかり妬いとくべきでした” と愛想尽かして出て行きます。 が、この後の春団治最大のピンチには手助けをします。

二番目の女房が おとき(藤山直美)です。 春団治が、おときの実家の旅館に泊まった際、良い仲になってしまい子供を授かります。 彼女は元々、春団治の芸のファンでありました。 でも子供が生まれて暫らくすると酒や女遊びに帰ってこない日々を繰り返す春団治に止めて欲しいと懇願するも聞く耳持たずで ”芸人の女房が~” と追い出してしまいます。 女手一つでお春(子供)を育てて行くことに。 でも彼女も、春団治のピンチには手助けをするんです。

三番目の女房は、お龍(入江若葉)。 おときが春団治に別れてくれと言っていた愛人がその後、女房に。 春団治が亡くなるまで一緒だったそう。

女癖は悪かった春団治ですが、女運は良かったみたいです(笑)

春団治、最大のピンチとは! 新し物好きの春団治は逸早く落語のレコード化を誘われるがまま契約。 なのに後になり良い条件を提示したレコード会社とも契約。 当然、最初のレコード会社から契約違反と訴えられます。その訴えを取り下げるためには、お金が必要・・・と。 その多額の違約金を酒や女に散財していた春団治が払える分けがなく・・。一度目の女房おたまが情けをかけて自分の蓄えをすべて渡してくれます。 
 でも、それは違約金の三分の一くらい。 おときも何とか手助けをしたく、実家の旅館へ両親を訪ねて京都へ。 春団治と一緒になると家を飛び出してから、春団治と別れて子供抱え貧しい暮らしをしていても頼った事がなかったおときが初めて実家へ。 別れて苦労しているのに春団治を救いたいと言う娘を父(小島秀哉)は理解できなく、なぜそこまで春団治に尽くすのか・・・と問い詰めます。 おときの答えは・・・

惚れてるわけと違います。
未練があるわけでもありまへん。
あては、彼(春団治)の贔屓なんどす。
日本一の贔屓なんどす。

おときの見得を切りながらのこのセリフ。 かっこよかった~! これから残して行きたい初代・春団治の名をこんな事で潰したくはないと。 おときの熱意に根負けして、父は、おときとお春の為に貯めておいたお金を渡してくれます。 

これで春団治は窮地から救われます。 と言っても周りが気をもんでいただけで当の春団治は我関せずで今までと変わらない豪遊を繰り返し。 このいい加減な男っぷりをジュリーがうま~いこと力の抜けた芝居で、どうしようもない男だけど憎みきれない感じを好演!

三幕は、春団治の最後を描いていますがそれまでのエピソードを描いた芝居とは打って変わって泣き笑いでトントントンっとテンポ良く春団治が早足で駆け抜けた人生の終幕を飾っていました。 この三幕の演出がとても良かったです♪ 

文童さんがセリフの間合いなど絶妙で上手いなぁ~と。 周りを固める役者さんも舞台ではお馴染みの方ばかりでした~。 春団治を取り巻く女たち・・・の女優さん方が若干年齢が高めだったかななんて。 でも何と言っても藤山直美さんの舞台の見せ方をよく知って見える演技は素晴らしかったです。

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The Sound of Silence 沈黙の声  10/17

名鉄ホール [名古屋公演] 19時開演(18時30分開場)

今さらですが(笑)少し感想を。

1943年、日本統治下の朝鮮半島から日本の大学に留学した金東真は、学徒動員で徴兵され、戦地で記憶を失った。 日本人の恋人がいたことも戦争が終わったことも知らず60余年。 男は息を引き取る直前、記憶の扉が開く。 そして驚くべき真実が明らかになる。 2005年、日韓で絶賛された演劇「沈黙の海峡」が、ミュージカルとなって、今、よみがえる。

このちらし、あらすじが書かれている上に大きな文字で

『アジア版ロミオとジュリエット』、あの『沈黙の海峡』がミュージカルでよみがえる。
韓国ミュージカル界のスター ”ミン・ヨンギ” 日本初登場。

と書かれていました。・・・名古屋公演は金東真役は、パク・ボンジンくんでした(笑) ヨンギさんは、日本公演の中ごろに母国で他の舞台のお仕事があるそうで帰国中。 彼を観てみたかったのですが、ボンジンくん熱演されてて良かったです。

今回はご縁があり観に行ってきました。 この公演は各地とも全席自由席なのですが、訪れた人順に整理番号を配っていて18時20分くらいに着いた私は320番台の整理券でした。 この整理券、ボール紙にペンで手書きされた手作りでした(笑) 入り口前のホールには開場を待つ人でごった返してしまっていて、時間になり開場しても整理券番号順に並んでいなかったので入場の手際が悪かったように思います。 あと日韓共同製作公演だけあって在日韓国人と思われる方が大勢みえましたが、整理番号を読み上げる方が日本語で急いで早口で叫ぶので ”え?何番?” と聞き取れない方が結構みえました。 他の開場はどうだったでしょう。 もう少し配慮があったほうが良いなぁと思いました。

整理番号320番台で16列下手ブロックに着席。 もっと前方席も空いていましたが、この開場は傾斜がかなりあるので後方席でも観やすいです。

パンフレットを購入していないので役名とか分かりませんが(笑)、幕が開けてはじめにお骨を持った片桐さん(看護士か介護士?)登場。 そのお骨は主人公・金東真のもので彼の身上を話しますが、日韓製作なのでセリフも歌も登場人物によって日本語・韓国語が入り混じっています。 なのでセリフが日本語の場合、舞台真上にハングルの字幕が流れます。 韓国語の場合は日本語字幕。 この始めの語り出しがかなりゆっくりです。 これは字幕に慣れる為に計算された台詞回しかな・・と。 でも慣れてくると芝居を観ながら字幕を読む作業はスムーズに出来ました。 

音響というか音楽そのものかな? 音がかなり大きくて・・・時には耳が痛いくらい(^^;) 効果音として大きな音だった場面は、金尾さん演じる死を目前にした年老いた金東真が記憶がよみがえりそうになり頭痛で頭を抱えるシーン。 何度もあるシーンでしたがその度に爆音(^^;)。 そこまで大きな音でなくとも金尾さんの演技で十分伝わるのにな・・・と思って観てました。

金東真の母親役のクォン・ミョンヒョンさん。 彼女はまだ若い方のように見受けられました。 が、その歌声はとても深く、母の慈愛の篭ったもので素晴らしかったです。 この歌声・・・日本人では出せないものだなぁと。

ヒロイン役の初嶺さん。 瞳が大きくて細身の綺麗な方でした。 ただ、声がとても強い方で歌になるとその印象はもっと強くなりました。 今回のヒロインの私のイメージとは違っていたので少し違和感が残りました。 ボンジンくんとのデュエットでも歌声が混ざり合わない感じでした。

主役・金東真役のパク・ボンジンさん。 ヨンギさんが観られなくって、ちょっとガッカリしてたことが申し訳ないです(笑) 素晴らしかったですよ。 年齢的にも東真役は合ってました。 背が高く(たぶん180cm以上)でとても舞台栄えのする役者さん。 お顔は目・鼻・口が可愛らしくチョコチョコっと付いてました(笑) お気に入りの場面は、戦地で受け取った恋人の手紙を読むシーン。 手紙そのものを恋人だと言うくらい大切に持ち、愛しく切なくその文を読み上げるボンジン東真に涙ぐみました。 歌声は太く、でもソフトで耳ざわりが良くて素敵でした。 日本語で歌うシーンもありましたがとても上手く、しかも感情を乗せて聴かせてくれました。

彼の歌声が劇場いっぱいに広がり聞き惚れているとその歌声で韓国に連れて行って欲しい衝動に駆られました(笑)

戦地で東真が絶叫するセリフがありますが・・・その言葉が胸に突き刺さって取れません。 ”ぼくは金田じゃない!キム・トンジンだ!” と日本国の抑圧を恨みながらのセリフです。私のブログを日頃読んで下さってる方なら心中察して頂けるかと。

え~・・・このボンジンくんのセリフの場面での出来事。 私のお隣のおばさま。 家でTVでも見てる感覚なのでしょうか、生の韓国語で贅沢な韓国語の実践練習のつもりでしょうか。 ボンジンくんのセリフの度に、声に出して復唱。 そばで復唱される鬱陶しさといったら最悪でした。 もし贔屓が出てる舞台なら集中出来ない!と文句を言ってたと思います。  まぁ・・・色んな人がいますね(^^;)

ラストは出演者総出で歌います。 繰り返しのフレーズですが日本語、韓国語と交互に歌うせいか少しずつ心に入ってくる感覚でとても良かったです。 このラストでボンジン東真が奈落から出てきますが・・・なんて衣装着せるのよ!って思った次の瞬間、となりから恋人がぺアルックで登場(笑) それを観て、あぁそう言うことか!と納得(笑) 答えは”鶴”だったのですが一人だけ観てるだけでは分かりませんでした(笑)

このミュージカルを観て、演劇「沈黙の海峡」を観たいと思いました。 このミュージカル版も良い舞台だったと思いますが、曲の長さによって場面がカットされたところがあるのかな?と。 演劇ならもっと濃密な舞台だったのでは?と思ったので。

今回、観に行く予定が無かったのですがご縁があり見逃さず観る事が出来てとても良かったです。

 

 

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まねき上げ

まねき上げ
明日、8月20日午前10時より

名古屋・御園座にて

10月公演の吉例顔見世

通し狂言 仮名手本忠臣蔵

の“まねき上げ”が行われます。

挨拶は片岡仁左衛門さん!

素敵な役者さんですよね

写真は紅白幕が掛かっていますが、

明日、除幕されます。

中には10月の舞台に立たれる役者さんの名札(と言うのかな?)がズラリ♪

歌舞伎ファンの方、ご近所さま

この“まねき上げ”

御園座の外で行われますから

見に来られては?

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新橋演舞場

新橋演舞場
市川海老蔵さんの

石川五右衛門観に来てます!

写真は映りがよくないかな?

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ミー&マイガール 7/9 ソワレ

ストーリー 1930年代の英国。 当主が亡くなって間もないヘアフォード伯爵邸では、ある人物の話題でもちきり。 跡継ぎがいないと思われていた伯爵の忘れ形見が見つかったというのだ。 一族皆が大注目のなか、現れたのはビルという男。 ロンドンの下町、ランベスで育ったビルは伯爵家の人間の期待とはほど遠い、品の無い人物だった。 遺言執行人の一人、ジョン卿をはじめとする一族は、ビルは世継ぎには相応しくないと猛反発。 しかし、もう一人も遺言執行人、マリア公爵夫人はヘアフォードの血を絶やさない為に、ビルを伯爵家に相応しい人間に教育すると宣言する。 ビルへの伯爵教育がはじまった。 家庭教師としてビルについたマリアの姪ジャクリーンはその財産を狙ってせっせとビルを誘惑し、婚約者のジェラルドはそっちのけ。 伯爵修行にうんざりのビルの唯一の息抜きは、恋人サリーとの時間。 しかし、伯爵家を継ぐならサリーとは別れるようにというマリアの条件に、サリーの心は揺れる。 そんなある日、マリアはビルのお披露目パーティーを開くと告げる。 お披露目パーティー当日。 練習の成果を発揮し、なんとかにわか伯爵を演じるビル。そこへランベスの仲間を引き連れてサリーが乱入してくる。 そんなサリーの姿を見てビルは、伯爵の座を棄て、サリーとランベスに帰る決心をする。 パーティーの翌日、サリーが姿を消した。 ジャクリーンと結婚して伯爵家を継ぐ事を再び要求するマリア。 しかしサリーを探す、とビルは屋敷を飛び出した!

まず劇場へ入るとアンサンブルさん達が音楽に合わせて何やら指導していました。 ”ランベス・ウォーク”の振り付けでした。 楽器隊の人たちは客席に出ていて音を出していたのですが、ちょうど私たちの席に一人みえて・・・どうしよう・・・と困っていたら気付いてくれて、”どうぞ” と手招きしてくれました。 これがイケメンさんで一気にテンションUPしましたよ(笑) この”ランベス・ウォーク” 単純な動きなのですが・・・出来ないのですよ 大抵、膝を叩くのが抜けるのですけどね。 最後の ”ヘイッ” で合わせて誤魔化す(笑) その繰り返しでした~

ビル:井上芳雄 若手で人気・実力ナンバー1と言われる彼を観るのが一番の楽しみでした♪ 上手いですね~♪ 3年前の再演というのもあってか、ジェットコースター並みのテンポのセリフの応酬も余裕。 でも、お顔も歌声も私の好みとは違ったのが残念。 のはずが、お芝居の最後にはかなり惹き付けられていました。 席がサイドの最前だったのですがカテコで目の前に来た時には、”きゃ~♪かわいい~♪お肌つるつる~♪” と興奮(笑) ミーハーですよ(笑)

サリー:笹本玲奈 可愛いですね♪ 華があって、歌が上手くって、お芝居も良い・・・ヒロインを演じるには揃っているといいな、と言う条件が満たされてますね。 大抵、どれか欠けるものですけど(どこの劇団のこと?爆)

マリア公爵夫人:涼風真世 立ち姿が素晴らしく美しい 一幕の井上ビルとの二人芝居の場面が最高でした。

ジャッキー:貴城けい 目鼻立ちがハッキリしているので金髪カツラが違和感なくお似合いです♪ 本間ジェラルドと共にアンサンブルとのダンスはカッコ良かったです! 魅せ方をよく知ってみえますね~。 ソロナンバーは高音域が多いので、途中得意な発声に切り替えて歌ってしまうところがあって・・・ちょっと女性ぽくなかったです。

ジョン卿:草刈正雄 TVで拝見するお芝居のテンポとまるで変わらない。 ある意味すごいです。 ダンスは・・・一生懸命やりません(笑)

久し振りの生オケ。 音のパワーが凄くって幕が上がる前の一曲でお腹いっぱいになりました 

舞台の前方でのお芝居が多くて・・・知らず知らずのうちに圧迫感を受けていたように思いました。 なので生オケだったこともあり楽しかったのですが、半分くらい疲れたなぁ~と思いました

たまには違う劇団のお芝居も良いですね♪♪

 

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映画 「チェ」

『チェ 28歳の革命』

『チェ 39歳別れの手紙』

これは、チェという旅人と共に海を渡り、チェという英雄と共に革命を追体験する、世紀の2部作。(パンフレットより)

まさにこの文面通り、チェの目線で描かれている映画で、その目線の隣でその体験を同時に体験している感覚でした。 チェが見たであろう景色、砂埃、同胞の死、敵。 臨場感あふれるカメラワークなのでゲリラ戦のシーンは心臓がバクバクしました。

チェ・ゲバラ。本名エルネスト・ラファエル・ゲバラ・デ・ラ・セルナは、1928年アルゼンチン、ロサリオ市の裕福な家庭の長男として生まれた。2歳の時生涯の病となる喘息を発症するが、すくすくと育ち、ブエノスアイレス大学医学部に入学、優秀な成績を収めながら、度々放浪の旅に出発、とりわけ最終学年の1952年友人アルベルト・グラナドスと行った旅は7ヶ月を費やし、訪れた国もチリ、ペルー、コロンビア、ベネズエラに及んだ。この旅を通してゲバラは中南米の住民が置かれた悲惨な状況に触れ、後の革命家としての土壌を形成する。1953年医学部を卒業したゲバラは、ミュージカル「エビータ」で知られるペロン政権に軍医として徴用されるのを嫌い、アルゼンチンを出国、アルベンデス・グスマンの革命政権下にあったグァテラマにたどり着く。革命運動に従事していたイルダ・ガデアと知り合い、さらに反バディスタ派のキューバ人亡命者とも知り合う。イルダとは55年に結婚、一女をなす。アメリカに支援された反革命軍の攻勢に対して、グスマン政権を擁護して活動するが敗北しメキシコへ脱出、ここでフィデル・カストロらと知り合う。この頃からアルゼンチンのくだけた感じの2人称「チェ」の愛称で呼ばれるようになる。  カストロと意気投合したゲバラは<7月26日運動>に参加、約一年間のゲリラ戦訓練を受けた後、1956年グランマ号にただ一人の外国人として81人のキューバ人とともに乗り込み、キューバへと向かう。当初、戦士と軍医の二つの役割を演じていたゲバラは、次第に戦士として己を確立し頭角を現していく。やがて最高位の少佐に任命され、カストロに次ぐ司令官の地位に就く。1959年サンタクララの陥落とバティスタの逃亡により、軍事政権は崩壊、革命政府が樹立される。ゲバラはイルダと離婚し、戦闘中知り合ったアレイダ・マルチと再婚。同年6月ゲバラは新政府の外交使節として日本を含む世界各国を歴訪、帰国後は国立銀行総裁、工業相を歴任、革命キューバの建設に力を注ぐ。1965年、革命政府ナンバー2の地位を捨て、ゲバラはカストロに一通の手紙を残して再び革命のための戦場に身を置く。コンゴから、ボリビアに渡り、キューバ政府の支援を受けながら、ゲリラ部隊の組織化を図るが、1967年ついに政府軍の手に落ち、処刑される。ボリビアでの戦いの記録である「ゲバラ日記」や、キューバ革命を回顧した「革命戦争回顧録」等の著作があり、大きな影響を及ぼした。(プログラムより) 

「28歳の革命」は、有名なキューバ革命を成功へと導くまでを描いています。ここではカストロなど戦友との絆が固いこと、それゆえに革命へと突き進む ”力”があり、ゲリラ戦を戦い抜き革命を成功させられたのだなぁと。一つの目標へと向かっていく彼らの信念、勢いは敵対するゲリラ軍をも取り込めるほど魅力に溢れていたのだなぁと。どんどん勢力を増して走っている彼らはゲリラ戦で泥まみれになっていても、とても輝いていて眩しく見えました。

「39歳別れの手紙」は、カストロと決別し新たな地ボリビアへと革命を成功させるべく向かい、命を落とすまでを描いています。すべてを捨てて、再び革命を起こそうとした、その彼の意思に惹かれ、このあまり描かれていないボリビアでの戦いをソダーバーグ監督はより撮りたかったそうです。これは、1部作とは一転してゲリラ戦が進むにつれ精彩を欠く場面が多くなり、この時感じたのはカストロの持つ統率力は計り知れなかったんだと。ゲバラの死は英雄としてはあまりにも寂しい最後だったけど、その死が英雄として永遠に名を残すことになったのだなぁと。

チェの残されている資料など、とっても忠実に描かれています。だから2部作にも及んだのでしょうが、それでも彼の人生は描ききれていない。どこかで区切らなければ映画は仕上がりませんものね。

チェ・ゲバラを演じたのはプロデューサーも務めたベニチオ・デル・トロさん。本物のチェは男前(笑)。だから最初は違和感(第一印象が古谷一行さんに似ていると思ったせい)があったのですが、見ていくにつれチェそのものに見えてきました。「39歳~」喘息で苦しんでいる姿は痛々しく、となりで一緒に走っている感覚だった私は、「28歳~」の時、仲間に背中を叩いてもらっていた姿が思い浮かび、叩いてあげたかった。

私はチェというと、やっぱ劇団四季「エビータ」のチェなんですが(笑)。その中でチェを演じた芝さんは、演じるにあたってチェについて色々調べたそうです。で、今回のベニチオ・チェとの共通点。それは立ち姿。片足に体重を掛けて、上半身も斜めで、顎はちょっと上げてる感じ。これが似ていたんです!本物のチェのクセだったんでしょうねぇ。芝チェがそうだということは・・・彼をお手本にお稽古を積んだあの素敵チェ(金田俊秀)もそうなんですよ(笑) だから、あの立ち姿を見ると舞台に立つ金田チェが思い出されました♪

はい。〆は結局、ハートを飛ばしてみました(爆)

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松平健 「座頭市」

名古屋・御園座の正月公演として、松平健・芸能生活三十五周年記念公演「座頭市」が上演されました。お正月公演としては少々暗いお話では?なんて声がチラホラ聞こえてきますが、健さんはご自身の三十五周年幕開けにこの新作舞台「座頭市」に挑みたかったのだろうなぁと思います。

「座頭市」 あらすじ ~パンフレットより

江戸は天保年間・・・。常陸笠間藩の笠間城下から数里、門毛村は幕臣旗本榊原家の知行地である・・・。 土地は痩せているものの、村が豊かで人心穏やかなのは、榊原家の知行が緩やかなせいもあるが、村外れに聳える雨巻山から産出する御影石の収益に負う所が大きい・・・。 御影石の採掘権は笠間周辺が天領だった昔から、山の百姓達の「勝手次第」という決まり、男たちは農閑期には山の石切場の仕事に従事し収入を得て来たのである・・・。 その門毛村に不穏な風が吹き始めたのは一年前のこと・・・。 御影石の採掘権を百姓達から奪おうとする石材商大槌屋が、村人を篭絡する手段として賭場を開いたのである。 長閑だった村を博徒が横行するようになり、人心を荒廃させて行った。 が、一方には村の将来を憂いて採掘権を守ろうとする若者たちもいた。 石切場へ立て篭もるという若者たちの行動は、村を採掘権譲渡派と反対派に二分、その対立は日を追うごとに深まるばかりであった・・・。 あくまでも採掘権の奪取に執念を燃やす大槌屋は、笠間藩家老(近藤洋介)を後盾に若者たちの懺滅を画策する。 江戸の剣客平田御幸(山口馬木也)が村へやって来たのは用心棒として大槌屋に雇われた為である。 同じく女壺振りおれい(若村麻由美)も賭場を賑す為に雇われて来る・・・。 そして座頭市(松平健)が門毛村へやって来た理由は・・・座頭市が見えない目の奥にただ一人思い描くことができる女の顔・・・その女が村に住んでいたからである・・・。 門毛村では座頭市を巻き込んで、美しくも壮絶なクライマックスを迎えようとしていた・・・。

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Forever 青春ポップス2008 in 御園座

3公演あるうちのラストの公演を観てきました(笑) 

ステージ1「想い出」、ステージ2「絆」、ステージ3「魂」。 この「魂」を観てきました。 遠征後でそっちのレポを早く仕上げたいなぁと思いつつ、空席にするわけにはイケナイので観てきました(爆) 

出演者  

南佳孝・・・・知らない曲ばかりでした

辛島美登里・・・彼女を観てみたかったので。 すんごい声量で、歌上手かった~♪

つのだ☆ひろ・・・・・・・・・・。

河口恭吾・・・・現役な河口くんが何故このメンバーに選ばれた?(笑) 歌は上手いし、トークも楽しかった!

鮎川誠 シーナ&ロケッツ・・・・あれ?ポップスコンサートって聞いてたけど(爆)

西城秀樹・・・・熱いファンが最前列を埋めてました。 あぁよく見る光景です(笑) ”秀樹~”コールは聞いたことがあるけど、年代的にはちょっとお姉さま方のアイドルだったので、ノリが分からなかった お腹ポコッとしてたけど格好よかった!

以上、6組のオムニバス・コンサートでした。 司会は、FM愛知のDJ・ターザン山下さんでした。 以前の仕事では毎日のようにFM愛知を聞いていたので、懐かしい声が聞けて嬉しかった♪

アーティストの入れ替わりの時、場つなぎで、「どちらからお見えですか?」と定番の質問。 ”横浜” ”福岡”・・・へぇ。 と思ったら、劇場ザワツク(笑) そっか。普通に考えたら凄いのか 四季ファンの仲間に囲まれてると、可笑しな遠征する人がワンサカいるので感覚が麻痺しているようです(笑)

ソロコンサートでないし、よく使われるコンサート会場ではない。 この御園座は客席(最前)と舞台が近いんです。 なので良い点が! 警備員がいません(爆) なので、ご贔屓さまの時に差し入れを手渡し出来る! 河口くんと秀樹ぃの時に渡してた人がいました。

普段、四季の舞台ばかり観てるので気が付かなかった点。 ある程度の開口はとても聴き易いんだ!と言う事。 アーティストの方で河口くんの歌声は良く聞き取れましたが、他の方はどこか聞き取り辛かった まぁミュージカルと違って”言葉”でなく”ハート”を届けているから細かなことは、いいのかな?

・・・楽しかった・・・のか?(爆)

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第四十四回 吉例 顔見世 10/15 昼の部

~中村信二郎改め 二代目中村錦之助襲名披露~

一、天満宮菜種御供 時平の七笑

二、京鹿子娘道成寺 道行より押戻しまで

三、祇園祭礼信仰記 金閣寺

お昼の部の演目は、以上の三つ。 今回はイヤホンガイド解説を聞きながら観劇してみました。 このイヤホンガイド、慣れるまでが大変。 イヤホンなので片耳が塞がれるんですよ・・・舞台の役者さんの声が聞き取り辛かったり、浄瑠璃が聞き取り辛かったり。 いっその事、外してしまおうかと思いましたが細かな時代背景や登場人物の置かれた立場など、ガイド無しでは読み取れないなぁという事で聞いてました。 こう言うガイドさんはボソボソと囁くような話し方が出来る方が適任です。 では、簡単な感想を(笑)

一番感動したのは、やはり 「京鹿子娘道成寺」 です。 人間国宝の坂田藤十郎、喜寿記念の舞台! 喜寿記念と言う事で、道行から押戻しまで・・・所謂、全幕です。 近年では全幕演じられる事がなかったそうです。 なので見応え十分でした。 喜寿の藤十郎さんが娘役・・・・これが本当に娘に見えるのです。 不思議です。 でも、娘を演じているからこそ娘で居られる・・・・女性なら無理かと。女として年齢を重ねると、いくら娘を演じたとしてもそこに重ねたもの(年)が出てきてしまうと思うんです。 かといって男性が演じれば娘役ができるというわけでもないですよね。 長年、娘役を演じてこられたからこそ、今でも娘役が演じられるのだ・・と思いました。 記念公演ということで藤十郎演じる白拍子花子の衣装を新しい色・デザインに変えたそうです。 藤色の着物は素敵でした。 花子が舞うなかで、最初のほうは能がかりの舞だそうで、その後、”ここから歌舞伎ならではの踊りがはじまります” とガイドさん。 教えて頂いても正直、違いがあまり分かりませんでした(笑) 勉強不足。 花子の舞が続きます。 娘らしさを見せる手踊り、手鞠に興じる様子の踊り、振り出し笠を手にしての踊り、鼓に合わせての踊り。 また初心な娘の心での手踊り、鈴太鼓を手にしての踊り。 華やかな素晴らしい踊りに惹き込まれます。 でも、その美しい踊りに段々に妖しさがあらわれてきます。 花子は清姫の怨霊。・・・あれ? あらすじ書いてないので話分かりませんね(^^;) あらすじは後ほど。 このクライマックスへ行くまでには、大勢の所化たちの漫談のような会話がボケあり、ツッコミあり、オチありで楽しませてくれました。 この所化には中堅どころの役者さんが揃って見えて、こちらも見応えあり。 ラスト、花道での大館左馬五郎が清姫の亡霊を押戻し! ここは迫力があって良かったです! 

「京鹿子娘道成寺」 紀州国日高郡に住む真那古庄司の娘の清姫は、熊野へ修行に向かう途中、一夜の宿を借りた僧安珍に恋してしまう。安珍は清姫の思いに抗うことが出来ず、夫婦となる約束を交わすが、夜陰に紛れて立ち去ってしまう。安珍の裏切りを知った清姫は、嫉妬の末、蛇体となって安珍を追い、道成寺の撞鐘の内に身を隠した安珍を鐘ごと焼き殺し、自らも息絶えてしまう。それから数年経ったある日のこと。桜の花が満開の道成寺では、焼け落ちた撞鐘を再興、その鐘供養が執り行われている。大勢の所化(扇雀・進之介・亀鶴・梅枝・萬太郎・吉弥)たちは、天蓋や般若湯と称して、蛸や酒を持ち込んで浮かれ気分。そこへ花子(藤十郎)と名乗る白拍子が来て、鐘を拝ませて欲しいと頼む。所化たちは舞を舞うことを条件に、その願いを聞くことにして金の烏帽子を渡す。が・・・というお話。ラスト、清姫の亡霊を押戻す大館左馬五郎照剛には、翫雀

さすが人間国宝。 平成の坂田藤十郎。 折角、同じ時を生きているのですから観ておくべきだと。 とても幸運なのだと思いました。

三演目「金閣寺」で今回、襲名披露の中村錦之助さん登場。 (あらすじは・・・と~っても長いので割愛させてください(笑) 気になったらどこかで調べて!) 役どころは、此下東吉後に真柴久吉です。 最初、錦之助さんが登場された時の声を聞いて、実年齢を知りませんが ”若い方なのかなぁ” と思いましたが、後に真柴久吉として舞台に現れた時が本物の声だ!と。 若い頃を意識して、声音を変えて見えたんですね~。

ガイド情報です、この「金閣寺」など、最後は大見得を切っての終わり方について。 最後は討ち取られたり打ち首になったりの物語がありますが、歌舞伎は役者それぞれにご贔屓様が多くみえます。 そのご贔屓様が 自分の贔屓役者が悲しい最後を遂げてしまうのは悲しいことです。 そんな悲しい思いをさせない為にも歌舞伎ではあえて綺麗なままで幕なのだそう。 歌舞伎は、普通の舞台のようにカーテンコールがありません。 なのでカテコで生き返ったりしませんからね~(笑)

いつも観ている舞台とは、随分違いますがとても楽しめました。 日本人ならではの美意識が観られ、それを少しでも理解できる自分が嬉しかったです。 観る前は、「JCS ジャポ」を追っかけて観たいので、少しでもプラスになれば・・・なんて思って劇場へ行きましたが、観始めたらそんな考えは素っ飛んでいました(笑) また機会があったら観に行きます!

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