大阪四季劇場
金田さんのファンとして一生、忘れられない舞台となりました。
この日は友人と一緒の観劇でした。 前日に舞台を観た別の友人から、昨日は金田さんゲッセマネで声裏返っちゃってたよ!と報告があった~なんて話をしていたのですが。 私は基本に忠実に歌われるよりも金田さんのようにその日のパッションを歌にぶつけてくれる歌い方に魅力を感じるので、裏返ろうが、歌詞が飛ぼうが良いのです。 なので大して気にもしなかったのですが。
この日は下手席。 マリアに優しい表情を向けるのが観られる席です。 その表情にホッコリしていました。
最初に、あれ?と不思議に思った場面。 シモンナンバーで神輿に乗って上手前方でシモンの傍に来た時、シモンに向けた顔がすごく歪んでいて、”泣いてる”と思いました。 何でこの場面でそんな表情したのかな?と不思議だったのです。
最後の晩餐。
ここで明らかな異変でした。 使徒たちの歌が終わり、金田ジーザスの”最後が友の手で訪れる~”と歌が始まるはずが・・・・出てきませんでした。 ん? と思ってすぐ流れ出しました金田ジーザスの歌の録音が。 何度も聴いてる彼の生声。 聴き間違えるはずがありません。 血の気が引きました。 でも、まさか
まさか
と必死に聴き間違えじゃないかと金田ジーザスのフレーズになる度、耳を澄まして聴きましたが現実でした。
ゲッセマネの園。
これが決定的でした。 録音と彼の口元がほとんどズレて前方席では気付かない人はいないだろうと言うくらいわかりました。 金田さんのゲッセマネはとても熱くドラマティックで、今の彼の魅力を凝縮してこの一曲で感じられるほど素晴らしいのです。 でもこれは生の歌声ならではのもの。 いくら彼の歌声でも録音ではその魅力は一切と言っていいほど感じられませんでした。 何よりこの時、彼はジーザスを演じていなかったと思います。 表情が能面のようでした。 口パクに対する抵抗があったのかな・・・と後になって思いましたが。
この時の金田ジーザスを観た時のショックは言葉に出来ません。
私は、”口パクはミュージカル俳優としてやってはいけない” と思っていますし、過去それをした人を散々否定していました。 それを目の前で金田さんがやってしまっているのです。 彼を大好きな分とても裏切られたような気分でした。
何故、あなたがそれをするの? と許せない気持ちでした。
以前、オフステで金田さんは ”ゲッセマネが上手く歌えるかどうかで、その日の舞台が良くなるかどうか決まる” と思っている・・・と話されました。
そのあなたが何故? と舞台が終わるまで頭の中は、この言葉の繰り返しでした。
舞台が終わってカーテンコールの金田さんの顔を見るまでは。
この日の舞台は金田さんをカバーするかのように他のキャストの皆が素晴らしく熱い舞台にしていました。 前楽日でもあるのでカテコは大盛り上がり。 スタオベです。
でも金田さんを観に来た私は舞台に感動をしませんでした。 私はウソを付きたくなかったので立ちませんでした。
カテコの金田さんはとても険しい表情でまともに客席を見れていませんでした。 お客さんにウソを付いてしまったのですから。 舞台頂上でスンラさんに ”大丈夫、大丈夫” と何度も背中を叩いてもらっても首を横に振るばかりの金田さん。 自分を許せないと自己嫌悪にでも陥っているような表情を見て、録音を使うのは彼の意思ではなかったんだ・・・と直感的に思いました。 あ・・私、この時のスンラさんの愛情にボロ泣きでした(泣)
笑み一つ無いカテコの金田さん。 こんな彼を見たのも初めてでした。
この時、初めて一番辛く悔しいのは金田さんなんだと知りました。
許せない・・・と思った自分を恥ずかしいと思いました。 金田さんごめんなさいって(涙)
ここまで全国公演から9ヶ月、タイトルロールをシングルで頑張ってきた金田さんに、最後になって何て酷い試練なんでしょう。 悔しくて堪らない(泣)
悔しくて悔しくて涙が止まりませんでした。 文字打ってる今も涙が止まりません(泣)
相当、喉の状態が悪いのでしょう。 でも・・・ゲッセマネだけは歌って欲しかった(泣) せめてソワレは歌って欲しい・・・・(泣) どんなに声が裏返っても死に様ロングトーンがなくってもいいから
と酷な願いだと知りつつも願っていました。
複雑な気持ちのままソワレへ。
ソワレ待ち。 暗い気持ちのまま・・・だったわけでは無く。 生ビール片手にお花咲かせたYちゃんが合流したので救われました(笑)
最近のコメント